梅雨に入ると川の水カサは増えてくる。そうなると石垣で冬眠していたヘビたちが堤にはい出てくるのです。その体験は田舎で少年時代に何度も出会っていたので、この二カ領だってヘビがおれば出てくるだろうと、先日から雨あがりの朝、太陽が上ったころにこの道を歩いてヘビとの出会いを期待していたのですが、ついに16日の朝8時頃に出会ったのです。
ラッキー!ラッキーです。
というのも、ヘビの前に、生まれたてのカモの母子が石ころの上で、羽根を休めているのに出会ったのです。そっと観察していると母親が私に気づいて危険を小ガモに教えて水中に入り、上流に下流にと私から逃げていくのです。――が、その直後にヘビに出会ったので、母ガモは、私に危険を感じたのではなく、ヘビに気づいたのでしょうか?ヘビは1メートル程あったがエサにありついてないのか細い体でした。

「そうか、ヘビは、あの子ガモを狙っていたのか」

と、私はとっさに思った、が、ヘビも私に気づいて、草むらに逃げ込んだ。しばらくヘビの動きとカモ母子の様子を見ていると、カモ母子は上流に泳いで逃げていくようだった。ヘビは水中もうまく泳ぐので、カモは逃げられないと思ったが、ヘビは私を警戒してか動こうとしない。その間にカモ母子は遠くへ泳いで逃げて行った――と思ったので。私は今一度、草むらを揺らしてヘビの動向を見たが、そこにいる気配はなかった。

鯉と水すましは、何事もないようにすいすいとおよいでいる梅雨の期間の川面での出来ごとでした。

二カ領にもヘビはいます。シマヘビのようですが、シマ模様が少し黒い模様に見えたので、何という種類のヘビかは分かりません。

川はまだまだゆたかですね。

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